【米大統領選】9時から開票へ　期日前投票は1億人超

アメリカ大統領選挙は3日朝、日本時間の3日夜から全米の各州で投票が行われています。

新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、各地の投票所では、有権者が互いに距離を取って長い列を作り、1票を投じています。

今回の選挙では、新型ウイルスの感染拡大で各州で郵便投票が急増し、期日前投票を済ませた人は1億人を超えてこれまでで最も多くなりました。

特に郵便投票をめぐっては民主党のバイデン氏が積極的に利用を呼びかけた一方、トランプ大統領は不正につながると主張していて、投票結果をめぐって法廷闘争になる可能性もあり、勝敗の行方にどのような影響を及ぼすのか、注目されています。

トランプ大統領は投票日の3日、首都ワシントン近郊にある陣営の事務所でスタッフらをねぎらい、「フロリダもアリゾナもうまくいっている。すばらしい夜になるだろう」と述べ、勝敗を左右する激戦州でも自身が優勢だと強調しました。

トランプ大統領はホワイトハウスで開票を見守ることにしています。

一方、バイデン氏は、病気で亡くなった長男や交通事故で亡くなった最初の妻や娘の墓がある地元デラウェア州の教会を訪れたあと、東部ペンシルベニア州の生まれ故郷で支持者に演説し、「この国を一つにする。私たちにはそれができる」と述べ、最後まで支持を訴えました。

トランプ大統領が再選を果たすのか、それとも民主党のバイデン氏が政権を奪還するのか、開票は日本時間の4日午前8時から各州で順次、始まります。

2020年11月4日 5時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201104/k10012694171000.html?utm_int=news_contents_news-main_001